日本青年館で行われた新春を祝う行事の中で、能楽師渡邊荀之助師が仕舞「高砂」を、能楽師山内崇生師と和久荘太郎師が仕舞「小袖曽我」の二人舞(あいまい)を、深見東州が舞囃子「田村」を演じた。

舞囃子「田村」

舞囃子「田村」

シテ(坂上田村丸の霊):深見 東州

笛:寺井 宏明
小鼓:幸  信吾
大鼓:高野  彰 

地謡:渡邊荀之助/広島 克栄/山内 崇生/辰巳 孝弥/ 澤田 宏司  

番組解説
田 村
 
 清水寺に参詣する東国の僧の前に一人の童子が現れ、坂上田村麻呂を施主として、この寺が創建された来歴を語り、付近の名所を教える。折から月が山の端に昇り、満開の桜に美しく映ずると、童子はこの美景を讃嘆し、田村堂の中に消える。夜通し法華経を読誦する僧の前に田村麻呂の霊が現れ、鈴鹿山の凶徒討伐の戦語りをし、勝利を導いた観音の仏力を讃える曲である。  今回は、千手観音が勝利を導いた部分を舞囃子として舞いました。

舞囃子「田村」
舞囃子「田村」
舞囃子「田村」
舞囃子「田村」

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