アンコールワットでの、史上初の薪能

アンコールワット(裏側正面)をバックに、アンコールワット史上、初の薪能が開催された。
アンコールワットはユネスコが指定した世界遺産であり、能楽は世界無形遺産に指定された日本初の伝統芸術である。すなわち、アンコールワット薪能とは、カンボジアの世界遺産と日本の世界遺産とが融合する、世界で最初の時となったのである。
(なお、ユネスコの方針により、今後、アンコールワットでのイベントは禁止となったため、今回が最初で最後の薪能となった)

アンコールワット薪能

世界遺産である世界最大の石造寺院アンコールワットと、同じく世界遺産である日本の伝統芸能の能楽が融合し、神秘的な感動の一夜となった。

アンコールワット薪能

半能『鞍馬天狗』

シテ(天狗):深見 東州
ツレ(牛若丸):山内 崇生

笛:寺井 宏明
小鼓:住駒 充彦
大鼓:柿原 光博
太鼓:徳田 宗久

後見:渡邊荀之助/渡邊 茂人

地謡:
広島 克栄/佐野  登/小倉伸二郎/小林 晋也
高橋 憲正/亀井 雄二/東川 尚史/川瀬 隆士

アンコールワット薪能
アンコールワット薪能

現地で配布されたパンフレット

アンコールワット薪能

今回の開催にあたり、カンボジア大学の学生が多数運営に協力して下さった。

アンコールワット薪能

ライトアップされたアンコールワットの前に、薪能の舞台が設営される。プノンペンをはじめ、カンボジア各地から駆けつけた人々で客席は超満員となった。

アンコールワット薪能
アンコールワット薪能

今回の演能は、クメール語と英語で同時通訳された。

アンコールワット薪能

カンボジア王国政府副首相兼内務相 サムデック・ノロドム・シルブッド殿下より、開演前の祝辞を賜った。

半能「鞍馬天狗」

アンコールワット薪能
アンコールワット薪能
アンコールワット薪能

半能 鞍馬天狗 シテ(天狗)を演じる深見東州

能「羽衣」

アンコールワット薪能
アンコールワット薪能
アンコールワット薪能

能「羽衣」
シテ(天人):渡邊荀之助
ワキ(白龍):殿田 謙吉

笛:寺井 宏明
小鼓:住駒 充彦
大鼓:柿原 光博
太鼓:徳田 宗久

後見:山内 崇生/高橋 憲正

地謡:
広島 克栄/佐野  登/渡邊 茂人/小倉伸二郎/
小林 晋也/亀井 雄二/東川 尚史/藪  克徳

狂言 棒縛

アンコールワット薪能
アンコールワット薪能

狂言 棒縛
太郎冠者:山本 則秀
主人:遠藤 博義
次郎冠者:山本 則直

アンコールワット薪能

シルブッド殿下より、出演者に花束が贈られた。(中央:シルブッド殿下、右:深見東州)

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