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戸渡阿見 作
いとうのぶや 絵

判型:B5変形判・上製本
ページ数:40
初版年月日:2009/03/17
ISBN:978-4-8133-2257-3
税込定価:1,050円



内容紹介
この作品は、日本図書館協会選定図書になった『バッタに抱かれて』から、絵本のために収録されたものです。

『黄金伝説』は、夏目漱石の『吾輩は猫である』のパロディで始まります。

双子のような、左右の金玉が人格を持ち、シンクロしたりキンクロしたり、乱されたりしながら、独白を続け、ドラマが続いていきます。

そんな発想が、作品として成り立つことが、斬新で驚きなのです。

 しかも、お袋さん(母)、看護婦さん(異性)、医者(社会)、亀立(かめだち)天神(父や相談者)とのやりとりには、ひとりの男性が、成長する上で出会う人間関係が、象徴的にあらわれています。

【註】
※「胎蔵界のわしと、金剛界のわし」について。
 密教の世界では、大日如来は一体であっても、陰(いん)の胎蔵界に表れる姿と、陽(よう)の金剛界に表れる姿は、全く違うとされる。
 しかし、それらは同時に存在しており、大日如来としての一つの人格 を持ちます。
 これが、二つの睾丸が金太(きんた)という、一つの人格を持つ主人 公と同じなのです。
 言わば、金太は男性の大日如来とも言えます。あまりにも尊(とうと)すぎて、まばゆいぐらいです。

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