【出演】
ドン・ジョヴァンニ(貪・女蛮兄):深見東州(バリトン)
騎士長(奇死懲):劉月明(バス)
ドンナ・アンナ(遁男・案名):小林菜美(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ(豚・追田猫):大間知覚(テノール)
ドンナ・エルヴィーラ(呑男・屁鼻来):劉珊(ソプラノ)
レポレッロ(麗惚露):彭康亮(バス)
マゼット(混徒):ロバート・タッカー(バス)
ツェルリーナ(智恵入名):大貫裕子(ソプラノ)
W.A.モーツアルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」
全二幕 字幕付き原語
イタリア語上演
【管弦楽】東京国際フィルハーモニー交響楽団
【合 唱】戸渡阿見合唱団
【舞 踊】AMI フラメンコスタジオ
【演 出】大島 尚志
【総合デューサー・音楽監督】深見東州

主催:制作 NPO法人 世界芸術文化振興協会(IFAC)
協力(株)二期会21 (財)オペラ振興会 戸渡阿見オペラ団
後援:産経新聞社 東京MXテレビ

第一幕
【シーン1】乱世の世 騎士長とドンナ・アンナの住む館

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ドン・ジョバンニは、美しい姫ドンナ・アンナを誘惑するため、あるモノに姿を変え、従者レポレッロを伴って館に忍び込みます。しかし、館の主である騎士長に見つかり、剣を交えた末に殺めてしまいます。

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ドンナ・アンナは婚約者ドン・オッターヴィオとともに、父親である騎士長の仇討ちの誓いを立て、犯人追跡の旅に出ます。

【シーン2】時空の交わる広場
ドンナ・エルヴィーラは、結婚の約束をしたにも関わらず、彼女を捨てたドン・ジョバンニを捜しています。
レポレッロに、カタログ(ドン・ジョバンニの女性遍歴の記録帳)を見せられ、その裏切りに憤りと怒りを燃やします。

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【シーン3】若者で賑わう現代の東京

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ドン・ジョバンニはツェルリーナとマゼットの婚約で沸く現代の東京に現れます。

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早々にツェルリーナをくどきはじめます。嫉妬に燃えるマゼットをよそに、ツェルリーナもその気になってしまいます。

【シーン4】時空の交わる広場

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仇討ちの旅を続けるドン・アンナとドン・オッターヴィオは、ドン・ジョバンニと出会います。そこへ三たびドンナ・エルヴィーラが登場。彼女はドン・ジョバンニを信じてはいけないと言い、一方のドン・ジョバンニは、ドンナ・エルヴィーラは気が触れていると二人に告げます。

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ドンナ・アンナはドン・ジョバンニの声に、父親殺害犯であると確信します。
ドン・オッターヴィオ、婚約者ドンナ・アンナの力となることを改めて誓います。

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ツェルリーナは、マゼットに、ドン・ジョバンニの誘惑に身を委ねようとした過ちを謝ります。

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そこへ、ドン・ジョバンニが登場。「皆さんを夜会に招こう!」と告げます。ツェルリーナをあきらめてはいないのです。

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ドン・ジョバンニを捕らえようとする、ドン・アンナ、ドン・オッターヴィオ、ドンナ・エルヴィーラが、仮面で顔を隠して現れます。レポレッロ、その三人を夜会へと案内します。

【シーン5】夜会、藤の花の宴

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ドン・ジョバンニは、ツェルリーナの心を射止めるため豪華絢爛な“藤の花の宴”を開きます。彼女らに迫ろうとしたところへ、仮面の三人が現れます。ドン・ジョバンニにその正体を明かすので、夜会は一転大騒ぎになります。

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第二幕
【シーン1】時空の交わる広場

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ドン・ジョバンニは、レポレッロと衣装を交換し、彼にドンナ・エルヴィーラを誘惑させます。レポレッロを、ドン・ジョバンニと思いこんだドンナ・エルヴィーラは、彼が改心したのもと誤解します。

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レポレッロに変装したドン・ジョバンニは、ドンナ・エルヴィーラの美しい召使いに目を付け、恋の歌を歌います。

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その場へ、仲間と共にマゼットが登場します。婚約者を誘惑したドン・ジョバンニに復讐をする計画です。
しかし、逆にレポレッロ(実は変装したドン・ジョバンニ)に痛め付けられます。

【シーン2】ツェルリーナとマゼットの寝室

ツェルリーナは、痛みにうめくマゼットを優しく介護します。二人の誤解は解け、栄を確かめ合うように、仲良くベッドに潜り込みます。

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【シーン3】時空の乱れる広場

レポレッロはドン・ジョバンニに変装していることが発覚する前に、ドンナ・エルヴィーラから逃げようとします。
ドンナ・アンナ、ドン・オッターヴィオが姿を現します。さらにはツェルリーナとマゼットも、レポレッロ(実はドン・ジョバンニ)を捜して現れます。

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ドン・ジョバンニ姿の彼は観念し、本当はレポレッロであることを明かします。
ドン・オッターヴィオは、皆にドン・ジョバンニが騎士長の殺害犯であることを打ち明け、自らも復讐の決意を新たにします。

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ドンナ・エルヴィーラは、ドン・ジョバンニへの募る思いを捨て切れない女心を切なく吐露します。

【シーン4】不動明王の祭られている社

ドン・ジョバンニは、レポレッロと社で合流します。不動明王(騎士長の化身)の戒めの声が聞こえてきます。彼は怯えるレポレッロをよそに、その声の主を今宵の晩餐に招待します。

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【シーン5】時空の交わる広場

ドンナ・アンナは、ドン・ジョバンニに忍び込まれ、父親が殺害された日のことを思い出し、精神状態を乱します。
ドン・オッターヴィオは、そんな婚約者の抱える苦しみを、ともに受け止めようとします。

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【シーン6】ドン・ジョバンニの晩餐

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いつものようにドン・ジョバンニは、楽士にオペラを演奏させ晩餐を楽しんでいます。
今宵が“最後の晩餐”になることも知らずに…。

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ドンナ・エルヴィーラが現れ、奔放な生き方を改めるよう、ドン・ジョバンニに嘆願します。

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そこへ、騎士長の化身である不動明王が登場。女性遍歴を繰り返す生き方を悔い改めるよう迫ります。しかし、その忠告を否定したドン・ジョバンニは、怒りの炎の中へ引きずり込まれてしまします。

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ドン・ジョバンニを捕らえようとしていた人々は、レポレッロから事の次第を聞き、既にこの世に復讐すべき相手のいないことを知ります。おのおのが新たな人生を目指し、各人の生き方をしようとします。

ところで…皆さん、ドン・ジョバンニが、ゼウスの化身であったことをお忘れなく!

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全てが、深見東州の顔マネによる、最後の晩餐図

W.A.モーツアルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」
全二幕 字幕付き原語
イタリア語上演

公演日 2009年 9月27日(日)・ 30日(水)

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